先日、竹内先生の書籍を偶然書店で見かけ購入し、その感想をぜひお伝えしたかったのですが、どちらにメールをしてよいかわからなかったため、こちらのお問合せフォームに連絡させていただきました。
私はもともと部屋をきれいにするのが好きで、そのきっかけともなった書籍がカレン・キングストンさんの本でした。
特にここ数年、さまざまな形で「不要なものを捨てよう!」という活動(?)が広まってきているように思えますし、有名になった著書には一通り目を通していました。
ところが、そのようにして大規模な部屋の整理(=本当に好きなものだけ残す)を実践していた私自身も、どうしても捨てられないものがありました。
それが、スーツでした。
今現在、私は働いていないのですが、まさに竹内先生の本に書かれていたことと同じ理由で、どうしても捨てられなかったのです。
一つは、「このスーツは高かった。それに、着心地もいい。これほどのスーツは、もしまた買うとなると大変だ」という思い。
そして、「今は自分の好きな仕事をしようと活動を始めているけれど、うまくいくかどうかもわからない。いつか働く必要が出てきて、また必要になるかも?」という不安。
このような思いから、スーツを手放すのは絶対に怖くてできませんでした。
ですので、特に126ページの三つの「 」には大変共感しました。
そして、竹内先生の本を全て読み終わってから、「年末だし、これも何かの機会だし、片づけ(=ガラクタ整理)をしてみるか!」と、自分の部屋を見直すことにしたのです。
正直なところ、それまでも他の本などを読んで自分なりにベストの形で物を整理してきたと思っていたので、「まあ、さほど捨てるものはないだろうな」くらいの気持ちでいました。
が、この片づけの結果、驚くべきことになっていました。
なんと、あんなに手放すのが怖かったスーツが、どんなに他の片づけ本を読んでもこれだけは手が付けられなかったというスーツが、今回ついに手放すことができたのです!!!
これは、私にとって大きな変化です。
確かに、スーツ自体は質が良く、着心地もよいものでした。
しかし、組織で働くことが合わないと知りながら何度も過去に転職を繰り返して苦しい思いをしていた自分にとって、スーツは重苦しいもの以外の何物でもありませんでした。
しかし、将来の恐怖から、手放すことすら考えていなかった。
そんなスーツを、今回、ついに手放すことができたのです!
さらに、スーツをはじめとする、革靴や定期入れなど、組織勤務に関連していたものを全て、手放すことができました。
これも、竹内先生のおかげです!!
自分でも、いまだに半信半疑というか、「本当にやっちゃったんだ!?(笑)」という思いと、「大丈夫だったのかな~(笑)」という思いが入り混じっているのですが、実際にスーツを袋の中に入れた後のあのすっきりとした感覚は、確かなものでした。
そして、心がうきうきし出して止まらなくなったのです。
「ああ、片づけって、こんなに楽しいんだ!!」
と、何度も思いました。
袋に入れてからごみ収集の日まで数日待たなくてはならなかったのですが、ごみ収集の日がこんなに待ち遠しかったのは今年初めて、いやもしかすると人生で初めてだったかもしれません(笑)。
やはり、今回私が長年の荷物を手放せて心が軽くなったのは、竹内先生の実体験に基づく具体例が著作中に示されていたからであると思います。
先生も、きっと不安もある中で思い切ってスーツを手放したのだ。
そしてその結果、現在はとても充実した人生を送っておられる。
そのことは、現在同じような状況である私の背中を強く押してくれました。
何より心強かったのが、この一言です。
「心の声に耳を傾けて決断して、まったく大丈夫です。むしろ、そのほうが人生はどんどん開けていきます」
この一言から、実際の経験者ならではの力強い自信のようなものが伝わってきて、「実際に経験された先生が大丈夫だったんだ、私も大丈夫に違いない!」と一気に勇気が湧いてきました。
これからは、今まで以上に、自分の感覚、心の声を大切に、物や人生に向き合っていこうと思います。
今まで手放せなかったスーツを手放せたのが本当に嬉しくて、ついこのようなメールを送らせていただきました。
Copyright © 2025 Takeuchi Kiyofumi All rights reserved.